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11回目のネット展は、県内外から1,289点の応募があり、27人の審査員によって教育的かつ厳正に行われました。
小学校低学年は、元気に力強い筆線の作品が多く、生き生きとした活力を感じました。高学年は、漢字とかなの難しいバランスを、練習を重ねて書き込まれた作品が多く見られました。中学一年の楷書はよく書けていました。
中二・三年の行書は課題が難しかったのか、バランスのとり方に苦労した作品が多く見られました。高校は毛筆・硬筆ともにすぐれた作品が多く、大賞・準大賞が高校生から選ばれることになりました。条幅作品はバラエティーに富んだ書体・書風の作品が出品され見応えがありました。一般の条幅・毛筆作品は、篆・隷・楷・行・草書の五体の作品が網羅されておりその書風もバラエティーに富んでいました。
今回展は日程変更で作品締め切りが早まったため、やや書き込みの不足しているものが見受けられましたことは残念でした。
当たり前のことではありますが、篆書・隷書の作品については字典でしっかり字形を確認する必要があります。
今後一層の研鑽を積み、皆さん方の学習の幅を深化につなげてほしいと願っています。
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