ウェブ上で展開するこの書道展も10回展を迎えました。これもひとえに各出品団体・出品者の皆様のおかげとお礼申し上げます。
出品総数1410点の応募をいただき、ありがとうございました。また、節目となる10回展を記念して今回展では特別賞の数を増やすことといたましたなお、新型コロナ感染防止対策の一環で、残念ながら今回展でも表彰式は中止といたしました。
　さて、審査にあたって特に感じたことは以下の通りです。幼年〜小学３年はどの作品も力強くしっかり書けていました。小学4年〜6年は部分的な問題はありますが太い線で書いた方が、仕上がり良く見えると思いました。中学1年は楷書、中学2年・3年は行書、どちらも甲乙つけがたく選考に悩みました。高校・一般は書体・書風ともバラエティーに富んでいて、なおかつ練度も高い作品が多く、審査していて見応えがありました。全体を通して、やはり書き込まれた作品は惹きつけるものがあります。
　今後なお一層、作品のレベルを上げる為にも、字典を用いて文字造形を確認するとともに、筆線を鍛え、筆づかいの鍛錬を継続していかれることを期待します。次回展に向けて皆さんの意欲的な作品を期待しています。